【割安株】E・Jホールディングスは買いなのか考えてみた

10月となり今年も残すことあと3ヶ月となりました。

今年は色々と忙しく優待・配当狙いの銘柄分析をする時間がほとんどとれず、新しい銘柄を仕込めていませんでした。

今回は11月が権利確定月である【(2153)E・Jホールディングス】の財務分析をしてみました。

E・Jホールディングスとはどんな会社か

ホームページなどを確認すると、官公庁工事が柱の総合建設コンサル会社のようです。

E・Jグループでは、「建設コンサルタント事業」を中核事業に、グループ全体の新しい案件を開発する「事業開発事業」、今後市場の拡大が予想される社会資本の管理・運営をサポートとする「インフラマネジメント事業」、成長の著しい海外市場を開拓する「海外コンサルタント事業」の4つの事業を展開し、川上から川下までワンストップサービスが可能な事業体制を整えています。
また、近年の新しいビジネススキームの実施にあたり、特定の業務を行う子会社も設立しています。

(引用:E・JホールディングスHP)

E・Jホールディングスの株主優待

2019年10月現在、株主優待としてクオカードを配布しています。

優待内容 優待獲得株数
クオカード 1,000円相当 100株以上
3,000円相当 1,000株以上
5,000円相当 5,000株以上

配当利回りが一番いいのは100株購入の最低単元ですね。

利回りを重視するならば、1,000株、5,000株を購入するより、家族名義で優待を得ることも考えたほうがいいでしょうね。

E・Jホールディングスは増配を継続している

2019年5月決算までで連続的に増配を実施しており、10月1日現在で利回りは3%程度ありますので、比較的高利回りと言えるでしょう。

E・Jホールディングスの財務状況

以下でも説明しますが、E・Jホールディングスの財務は比較的良好です。

一方で、成長性は微妙な感じがしますので、株価が大きく上昇するような銘柄ではないかもしれません。

E・JホールディングスのBS・PL・CSについて


4期前 3期前 2期前 1期前 今期
売上高 22,747 22,470 22,978 25,819 26,172
売上総利益 6,388 6,247 6,483 7,540 7,802
営業利益 1,548 1,250 1,274 1,594 1,711
当期純利益 1,398 949 -288 966 1,261
4期前 3期前 2期前 1期前 今期
営業CF 812 517 1,251 -158 1,219
投資CF -380 -185 -10 -876 -1,395
財務CF -887 -334 387 -436 1,021
現金及び現金同等物の期末残高 8,970 8,960 10,589 9,117 9,962
4期前 3期前 2期前 1期前 今期
CAGR(売上高) 3.57%
CAGR(EPS) -2.55%
CAGR(営業利益) 2.53%
CAGR(純利益) -2.55%
EPS 192.53 130.70 -39.66 133.04 173.67
EPS変化率 -32.1% -130.3% 435.4% 30.5%
ROE 9.5% 6.2% -1.9% 6.1% 6.9%
レバレッジ比率 4.5% 3.0% 7.1% 4.8% 2.9%
総資本回転率 1.55 1.48 1.56 1.64 1.44
ROIC 6.05% 4.79% 4.83% 5.79% 5.50%
PCFR 8.70 12.06 6.18 -71.14 6.39
EV/EBIT -0.81 -1.81 -1.42 1.81 -0.96
流動比率 253.2% 303.4% 311.1% 245.6% 282.0%
固定比率 51.2% 46.7% 49.1% 63.1% 56.8%
固定長期適合率 46.3% 42.6% 39.8% 52.9% 49.3%

H27年5月期〜R1年5月期までの5期について分析を行ってみました。

上手のグラフはH27年5月期(4期前決算)とR1年5月期(今期)の決算時のBSを比較したものです。

成長性について

E・Jホールディングスは順調に総資産を増加させています。

一方で、4期前から2期前まででは、売上高にほとんど成長が認められず、当期純利益は減少傾向が認められます。

2期前から1期前では、売上高の増加がみられるものの、1期前から今期にかけては大きく成長しているようには見えません。

当期純利益は4期前の水準まで戻ってきているものの、未だ分析した5期間において最大の利益を出したのは4期前の決算時です。

BS
PL

売上高の5期間におけるCAGRは3.57%の増加、営業利益の5期間CAGRは2.53%の増加となっています。

成長性のある企業であれば20%を超えることもあるため、E・Jホールディングスの成長性は高くないと言えます。

割安性について

記事執筆時(2019年10月)のE・Jホールディングスの株価は1300円ほどになっています。

予想PER6.8倍、PBR0.41倍と割安感があります。

PCFRも割安感があります。

PBRが低すぎることが気になりますが、株価の著しい上昇を期待しなければ、お得な買い物になるかもしれません。

経営効率について

ROEは5期間で大体6%程度のことが多く、あまり効率的に利益を上げているとは言い難い状況です。

また、ROIC(投下資本利益率)は4期前が最大値でした。

2期前から順調にROICの数値も上昇してきているため、効率的に利益を上げ始めているものの、やや心配な部分ではありますね。

来期も順調に上昇してくるようであればいいですが、現時点では微妙な状況です。

財務健全性について

財務健全性には特に問題を感じませんね。

流動比率は200%後半ありますし、固定比率にも問題はありません。

利益剰余金もしっかりと積み上がっています。

有利子負債はあるものの、それほど大きな負債ではないので、問題なさそうに見えます。

直近2期間のフリーキャッシュフローがマイナスなのは気になりますが、投資CFがマイナスであるため、今後の成長に対して投資をしていると思えば、様子見でいいと考えています。

まとめ:資金の余裕があれば購入する予定

E・Jホールディングスは大きく株価が上昇することは期待しにくいと考えています。

もちろん今後大きな業績の上昇などが起これば、株価の上昇も考えられるでしょうが、今回の期間では難しいでしょう。

一方で、財務健全性には大きな問題はなく、割安感もありそうです。

そのため、キャピタルゲイン狙いではなく、インカムゲイン狙いで行こうと思っています。

ただし、クオカード銘柄は扱いが難しいと感じている部分もあるため、他に購入する候補の銘柄がなければ最低単元で購入するかもしれません。