【高配当株】長谷工コーポレーションの買い時は?

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今年に入って新型コロナウイルスの問題から世界中の株式市場が影響を受けています。

個人的にも含み損が拡大していますが、現状、特に対策を取っていません。

ただ、これまで保有しようと思っていた銘柄の中には割安圏に入ってきたものもあり、目ぼしいものを保有しようと考えています。

そのうちの一つが今回の【(1808)長谷工コーポレーション】です。

POINT
  • 現在は割安な水準
  • 配当利回りは6%程度(2020年4月9日現在)
  • 減収・減益予測となっている

長谷工コーポレーションはどんな企業?

長谷工コーポレーションはマンション建設を中心に「住まい」に関わる事業を展開しています。

当社長谷工グループは、長谷工コーポレーション、子会社83社及び関連会社2社で構成され、建設関連事業、サービス関連事業及び海外関連事業を主要な事業として事業活動を展開しています。

長谷工コーポレーションのマンション建設の特徴は、【特命受注】と呼ばれる受注方式です。

マンション業界のリーディングカンパニーとしての長谷工を語る上で欠かせない言葉が「特命受注」と呼ばれる受注方式。
これは、自ら仕入れた土地情報を事業者に持ち込み、プランとともに提案営業する長谷工独自のビジネスモデルです。
土地情報収集力や充実した機能をベースに、精度の高い建築プラン・事業収支プラン・事業日程プランを短期間で作成、提案営業。更には近隣との折衝・行政協議なども含めた全てを担います。
事業主から建築のみを「請負う」のではなく、土地も含めた事業計画そのものを「提案」するこのスタイルが、高い収益性を産んでいます。
特命受注方式模式図

この方法によりマンション建築の首位となっています。

長谷工コーポレーションの配当金・株主優待について

長谷工コーポレーションの予想配当は1株70円となっています(20年4月9日現在)。

20年4月9日の株価(終値)が1155円となっています。

配当利回りは6.06%で高い水準となっています。

株主優待について

優待内容名 優待獲得株数 備考
自社グループサービス利用券 100株以上 (3月のみ)
※自社子会社室内リフォーム工事代金(税抜)3%割引(100万円以上の工事に限り利用可)または自社子会社不動産売買仲介手数料(税抜)5%割引または自社子会社高齢者住宅・老人ホーム体験宿泊(1泊2日食事付)または同日帰り見学(昼食付)のいずれか1つを利用可。有効期間:1年間
滋賀県上田上産コシヒカリ(5 kgまたは10 kg)20%割引販売 100株以上 (9月のみ)
※購入者が希望する場合は米ぬかを送付
※有効期間:12月上旬~翌年3月末

長谷工コーポレーションのファンダメンタルズ分析

BS・PL長谷工コーポレーショングラフ
上記は、長谷工コーポレーションのBS・PLを合成したグラフです。

直近のものと4期前のデータをグラフ化したものです。

PL
長谷工コーポレーションPL
BS
長谷工コーポレーションBS

上記のグラフは4期前から直近までの5期間におけるPLの推移とBSの推移をグラフ化したものです。

成長性について

長谷工コーポレーションの成長性を評価した指標の表が以下の通りです。

CAGR(売上高) CAGR(営業利益) CAGR(当期純利益) 成長率
8.53% 23.22% 32.36% 22.01%

それぞれのCAGRは5期分で計算しています。

また、成長率は独自の計算で導き出しています。

売上高、営業利益、当期純利益ともに順調に成長しています。

それによって、純資産、利益剰余金も順調に増加しています。

以上の指標から長谷工コーポレーションは成長性があると評価しました。

割安性について

予想PER 実績PBR PEGレシオ
5.62倍 0.91倍 0.26

上記の表は、現在の割安指標示したものになります。

自身で計算したPEGレシオでは、0.26となっていますが、会社予想のPEGレシオは-0.19倍となっています。

これは、今期は減収減益予測となっているため、成長性がマイナス評価されているためと考えられます。

4期前
(2015年)

3期前
(2016年)

2期前
(2017年)

1期前
(2018年)

今期
(2019年)

PCFR

8.82

4.81

3.31

8.62

12.66

EV/EBIT

8.13

4.91

3.40

3.94

3.31

上の表は、PCFR、EV/EBITの過去5期分のデータを示したものになります。

PER、PBR共に割安水準を示しています。

業界平均のPERが8倍前後、PBRが0.91倍となっているため、業界水準としては平均的な位置にいるということになります。

決算時の値で計算したPCFRにおいては、当期で12.66倍でしたが、現在は3.77倍となっています。

業界平均を考えても低い水準となっていますので、相対的に割安の数値と考えられます。

EV/EBITも割安水準と言われる8倍を切っていること、業界平均付近の値を示していることから割安傾向があると考えられる。

建設業自体が割安水準の数値を出しているが、長谷工コーポレーションはその中でも平均以下〜平均あたりに位置していることから割安であると考えられる。

経営効率・収益性について

4期前 3期前 2期前 1期前 今期
ROE 19.8% 27.7% 24.7% 24.4% 23.8%
レバレッジ比率 89.0% 94.3% 59.5% 39.3% 32.7%
総資本回転率 4.46 4.25 3.24 2.74 2.42
当期純利益率 4.4% 6.5% 7.6% 8.9% 9.8%
ROIC 9.41% 11.46% 14.05% 14.63% 12.09%

上表は経営効率・収益性についての指標を5期間分示したものになります。

ROEは20%越えをしていることが多く、効率的な経営ができていることが示唆されます。

総資本回転率(売上高÷純資産)が低下しているのは純資産の増加に対して売り上げの増加が相対的に低いことであり、以前ほど効率的な経営と言えない可能性もあります。

投資純利益率は5期全ててで前年度越えのため、売り上げに対する利益の効率は上がっていると言えますが、ROICは下がってきていますので、資本に対する利益の挙げ方(効率)が頭打ちになってきていると言えます。

財務安定性について

4期前 3期前 2期前 1期前 今期
流動比率 153.2% 172.4% 177.3% 179.9% 197.8%
固定比率 66.7% 76.5% 63.9% 61.5% 55.7%
固定長期適合率 42.1% 43.0% 42.2% 44.8% 42.2%

上表は財務健全性についての指標を5期分示したものです。

3つの指標はいずれも一般的に問題ないとされる値を示しています。
ただし、5期間で改善されているとはいえ、流動比率はやや低く気になる点ではあります(200%に到達していない)。

長期保有する上では、財務健全性は重要であるため、マイナス要素があることは長期運用上望ましくありませんね。

今後の動向に注目が必要でしょう。

長谷工コーポレーションの懸念事項

個人的に考える長谷工コーポレーションの株価下落になりそうな懸念事項を列挙しています。

建設関連事業

現状、新規の新築工事の受注はあり、高い水準の完成工事総利益率を維持しているようですが、完成工事総利益率の低下などを理由に営業利益は減少しているようです。

資材の高騰化がマンション販売価格の高騰化の一因と言われていますから、今後も建築する上での経費が嵩むと販売価格に点火できなくなったときにさらに利益率が減少する可能性を考えています。

マンションが売れなくなる、利益率が減少するがリスクとして考えられそうです。

サービス関連事業

サービス関連事業としては、リノベーション、リフォーム、賃貸マンション運営管理、有料老人ホーム・高齢者向け住宅など様々なものがあります。

リノベーション・リフォーム関連に関しては、コロナの影響で需要が一時的に少なくなるのではないかと考えます。
一時的にでも景気が悪化するでしょうから、「住まい」に関することだとしても先送りされる可能性が考えられます。

一方で、賃貸マンションの運営管理などは景気に大きく左右されなさそうですし、有料老人ホーム・高齢者向け住宅などは現在の日本が超高齢社会であることを考えると一定の需要があると考えられます。

サービス関連事業の中で、リフォーム、リノベーションに関わる部分が大きいため、この領域がマイナス成長になったときは影響が大きのではないかと考えられます。

海外関連事業

海外の戸建て分譲事業は当期すでに売上高・営業利益ともに減少しています。

海外事業は為替の影響も受けるため、事業規模自体は大きくないようですが、リスクとしては上の2つよりもあるかもしれません。

長谷工コーポレーションのテクニカル分析


コロナショックが顕在化する前は1400円台で落ち着いていましたが、それ以降株価は下落しており、一時的に1000円を割り込むこともありました。

現在は、一目均衡表の雲の下に位置していることからも、完全な上昇に移行するには現在の厚い雲を抜けてくる必要があります。

また、1200円が心理的なレジスタンスラインになっている可能性もあるため、しばらくは1100円台で株価が推移するのではないかと考えています。

まとめ:魅力のある高配当株と考える

長谷工コーポレーションはコロナショックで株価が下落したことで配当利回りが上がってきました。

利回りも6%程度あることから魅力的な株であると考えています。

5月14日に2020年3月期の決算発表の予定になっていますので、発表が終わってから購入するかを本決めにしようと思っています。

決算の内容によっては再度株価が下落するリスクもあります。

また、配当の引き下げリスクもあります。

高配当に魅力を感じて長期投資を行うことを考えると、過度に株価が下落すると逃げにくくなります。

テクニカルチャート上では1200円を超えられるかが最初のポイントと思っていますので、決算後の株価が1200円を超えてくるのか、逆に大きく下に下がるのか注意が必要だと思っています。

もし、決算発表後に1200円を超えてくるようであれば、少しずつ買い増すことも考えますが、1200円を超えることがなければ、一度1000円付近までは様子を見るつもりです。

JAM

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管理人のJAMです。
当サイトは、株式投資を行う上で有用な情報を提供することを目的としています。
投資スタイルは、配当金・株主優待狙いの中長期投資およびシステムトレードによる短期トレードを行っていきます。
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